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気ままにつぶやき ゆるりとフラフラと 空を歩く    
by sora-arukumono
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アラスカ  - 6 -
実はまだ続きがあった・・。

オーロラをみた翌日。日中は自由時間で、夕方から(といっても既に真っ暗)犬ゾリの体験に参加を申し込んでいたのだ。
犬は昔から好きで犬ゾリをしったのは映画 ”南極物語” をみたときである。
思えばオーロラもその映画ではじめて存在をしり、それから憧れていたのだろうか。
何はともあれ楽しみで仕方なかった。

ホテルのヒトに話しをすると、どうも面白くないらしい話しを耳にする。
犬は糞を振りまきながら走るので臭くて寒いそうだ。
普通ならいろんな意味でそんな話しを聞くのはイヤなもんだろう。
けれどそのときの僕はその話しを全く信用していなかったのか、何も心配はしていなかった。

ゲストハウスに招かれ、犬たちと主人たちとの対面。
犬は思ったよりも小柄であったけれど、筋肉しかないような頑丈な身体つきのものばかりで
みて触っただけで力強さがつたわってきた。

選ばれた4匹の犬たちは嬉しそうにソリに繋がれた。
僕をソリに座らせ、ガイドさん自ら後ろで手綱をにぎり犬たちにに号令をかける。
犬たちは勢いよくソリを引き始めた。

まわりは真っ暗で、ガイドさんのヘッドライトが ひかりの道 をつくりだした。
真っ暗の景色の中からすすむべき道がどんどんとあらわれ通り過ぎてゆく。
それは白く輝く雪の道で、木々のあいだを縫うようにつづいていた。
音は、すすみゆく風の音、飛ぶように滑るソリの音に犬たちの息遣い。
時々ガイドさんがかける号令・・。まるで暗闇を走り抜けるひかりの筋のようだった。

寒さの感覚もなく、ホテルのヒトが話しをした臭さや痛さもなかった。
こんなにも素晴らしいものだとは予想もしていなかっただけにほんとうに嬉しく
犬たちにとガイドさんに ありがとう と日本語で伝えまくったのを覚えている。


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by sora-arukumono | 2005-02-09 14:36 |
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