期待と、おおきな不安を抱えて出発。
機内では入国審査カードなるものの記入に悪戦苦闘した。
ステイ先が決まってないので適当なホテルを
本を見ながら必死に書き込んだのを覚えている。
入国審査は感じのいいおじさんにあたった。
たまたま書き込んだホテルの名前がユースホステルだったようで
旅かい?楽しんできな! って笑顔で通してくれた。
クライストチャーチ飛行場をおりて、
天気はあいにくの曇りだったけれど
今から思えば天気にすら気が回らないほどに切羽詰っていた。
・・・・。
・・さてどうしよう。
ほんとに予定も行き先もない。
3週間後にオークランドの飛行場から帰る。これだけしか決まっていないのだもの。
飛行場のターミナルにでるとバンの中に人が乗り込んでいた。
同じようなリュックを背負っている人達だったので近づいてみると
”街へいくよ。乗る?○○ドル”
乗合バンのようなものだったらしく、タイミングばっちりだったので有無も言わず乗り込んだ。
インフォメーションセンターで宿を確保して
街をブラブラ・・。
けれど店はやってないし、曇りだし、人もいない。。
なぜかしらチョーブルー。
なにをするもの自由。どこへ行くのも自由。
けれど、そんな自由の中へ放り込まれた僕は戸惑っていたのだと思う。
何をしてよいのか、何をしてはいけないのかが本当にわからなかった。
そんな一日目を曇りで迎える。
この3週間の旅に不安を感じずにはいれなかった。。
つづく
旅
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