気ままにつぶやき ゆるりとフラフラと 空を歩く    
by sora-arukumono
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大増水
もぅ5年ほど前になるだろうか、、
長瀞での活動まっさかりのある夏。

台風が直撃して川が大増水した。
普段僕らは川の水量の目安を上流にあるダムの放水量を基準としていた。

冬の乾季には水量は7t~10t
雨がふったり雪が降ると15t~20tまで増えることもアル。
雨季にはいると平均して20t~30tはあり、そこそこ楽しい水量だ。
50t~100tになると川の流れもかなり速くなり波の高さもでてくる。
当時 ツアーの催行はその水量が200t までと決め、それ以上の水量になるとツアーは中止。
スタッフだけで研修ボートを出したり、カヤックで遊びに出かける。
川はまっ茶色で川の流速も早い。興奮もするし楽しみもふえる。

さてさて話をもどすとして、
大増水したその時には水量が1000tを超えていた。もぅ災害レベルである。
さすがにそんな中研修はしないだろうと考えた僕が甘かった。
代表が一声。明日ツアーができるかどうかの判断をするためにも研修でボートを出すぞと。。
( ´△`)アァ- まじっすかぁ、
そのときにはスタッフが10人くらいいて
3人がカヤックでサポート。残りがラフトのボート。
当然みんなで一つのフネに乗ってゆくのかと考えていた。

が、、 またまた考えが甘かった。 2つのボートをだすので分かれて乗り込めというのだ、、
この水量で、人数減ったら漕ぎ手が少なくボートも軽くなる。スピードもでない、、
正直心臓バクバクでして、、アドレナリンでまくりでした。
僕がメインのガイドで二人のスタッフは漕ぎ手としてスタート。
他のフネには4人が乗り込んでいた。

スタートしたらもう後戻りはできない、、必死でした。
スタート直後にでっかい波が現れて、その波を越えると目の前は水の壁。
波の頂点に達したときにコースをみて、きめて、方向変えて、、とその繰り返し。。

ひたすら号令だして、舵とって、
コース見て修正して、としていると・・・


あれ?


水面が左側に、、右には空がひろがっていた。。
次の瞬間には水中で 茶色の世界。
ゴボゴボ ゴボゴボ とあわ立つ音が聞こえた。

水面に出るとちょっと先にフネがある。
パドル(漕ぐ道具)は離さずもっていたのだけど、泳いでも近づかないので
パドルを投げ捨てて泳いだ 汗
フネにつくと他の2人もフネにしがみついていた。これは一安心。
できる限り早くひっくり返ったフネを元に戻す。
僕はパドルを投げ捨ててしまったので他のスタッフに指示をだして舵を任せる。
(他のスタッフは持っていたもんでね。。)
が、頼んだスタッフはまだまだ経験浅く思うようにフネがうごかない。

そんな中カヤックでサポートしていたT君が流れたパドルを拾って近づいてきた。
そりゃーもぅ 天使のようにみえました。

が、

次の瞬間ラフトのボートに勢いあまって激突、、ばったりとひっくり返ってパドルは再び流れてしまった。。

その間もボートは流されてて、指示だしながらT君を探す。
自力で起き上がり、またパドルを持ってきてくれた。。 もぅほんとに惚れました。笑
先の失敗があるので容易に近づくことはできずに戸惑っていた。

もうそんときにはアイコンタクトっすよ。人間。

「投げるよ!」  「投げろ!」  と同時に声がでた。
「いぐよ!!」  「いーよ!!!こい!!」  せーの・・

って、感じでパドルがT君の手を離れ、僕の手の中へ。
 (後でT君とふたり、うちらってばかっこよかったなぁ~・・ なんて自画自賛)
一瞬の中の長くゆっくりな時間だったその瞬間はいまでも覚えている。。

パドルをもらった僕の前方にはでっっっっかい波が。。
さすがにその中へ突っ込んだらヤバイ・・。
本来なら右側から抜けるのがルートなのだが、どう考えても間に合いそうもない。
左をみるとフネ一つ分かろうじて抜けれそう・・。
躊躇しているひまなど一瞬もなく 「左へ!!!」
3人で必死に漕いだ。


まぁおそらくその波にはいっても死ぬことはなかったのだろうけれど、、
めっさドキドキした一瞬でした。。


なんとか無事に研修をおえた車の中。
その当時そこにいたスタッフの中で僕が一番えらいっぽかったので
代表が僕に話しかけてきた。。


「どうだ?明日ツアーできるだろ!お客のせて!」

Σ(|||▽||| )

「・・・・無理だと思います。。普通に・・」

代表はその言葉に情けなくなったのかキレまくりでしたが
スタッフたちからは 「ありがとう」 とお声をもらいました。。


今ではよい思い出です。
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by sora-arukumono | 2005-05-06 14:21 | 日記
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